0422-28-7131 事前にご連絡頂ければ時間外も対応いたします。
お気軽にお問合せください。
受付時間
9:30~18:00

個人再生のメリット・デメリット、失敗しないためのポイントは?

  1. 司法書士法人As birds >
  2. 借金に関する記事一覧 >
  3. 個人再生のメリット・デメリット、失敗しないためのポイントは?

個人再生のメリット・デメリット、失敗しないためのポイントは?

借金を解消する債務整理の方法として、任意整理や個人再生、自己破産などがあります。
これらは借金の支払いが免除なるものから減額されるもの、債務整理の代わりに一定の財産を手放すものなど内容が異なります。
今回は個人再生について、そのメリット・デメリットや失敗しないポイントについて解説します。

個人再生とは

個人再生とは、借金の元本を大きく減らすことができる方法です。
裁判所の認可決定を受けることで、原則3年かけて減額された借金を支払います。

個人再生のメリット

個人再生には以下のようなメリットがあります。

借金の元本を大きく減額できる

個人再生は借金の元本を1/5から1/10にまで減額することが可能です。
返済する額のことを「最低弁済額」と言い、借金額に応じた一定の基準で決まります。

職業に制限がない

自己破産をすると資格が使えなくなる職業がありますが、個人再生にはその制限がありません。

持ち家を手放さずに済む

一定の財産を手放す必要がある自己破産に対し、個人再生にはそれがないため、持ち家があっても手放さずに済みます。
持ち家にローンが残っている場合は、「住宅資金特別条項」を利用することで、家を手放さずに債務整理ができます。

個人再生のデメリット

個人再生には以下のようなデメリットがあります。

保証人に影響が出る

個人再生は全ての債権者が対象になるため、保証人が付いている債務は、保証人に請求が行くことになります。

手間や時間がかかる

個人再生は法律で手続き方法が細かく決まっているため、時間と手間がかかります。

官報に名前などが掲載される

全ての債務者に個人再生を知らせるため、官報に名前と住所が載ります。
会社や家族、親戚から貸付を受けていたら知られる可能性もあります。

個人再生を失敗しないポイント

個人再生を失敗しないためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは個人再生を失敗しないポイントについて解説します。

最低弁済額を想定しておく

最低弁済額の基準により、借金が減らない可能性もあり、減らない借金を3〜5年で返済しなくてはいけなくなることもあります。

住宅ローンなしの持家は要注意

個人再生で決められる最低弁済額は、持っている財産の価値を下回らない決まりがあるため、持ち家の価値が高い場合、弁済額が高くなることもあります。

減額できない借金がある

個人再生をしても、税金や健康保険の滞納金に関しては減額されることはありません。

まとめ

今回は個人再生のメリット・デメリット、失敗しないためのポイントについて解説しました。
個人再生には借金を減らせるメリットがありますが、個人再生した事を周りに知られる可能性などのデメリットがあります。
また、個人再生をしても月々の返済額が減らない可能性もあるため、検討している場合は司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。

司法書士法人As birdsが提供する基礎知識

  • 養育費の相場はいくらか

    養育費の相場はいくらか

    ■養育費とは 養育費とは、子どもと別居している側の親が、子どものために生活費や学費を経済的に援助する目...

  • 相続登記の義務化|過去に行った相続も対象になる?

    相続登記の義務化|過去...

    相続をする際に、土地や建物といった不動産の名義を変更する「相続登記」は、これまで任意とされてきました...

  • 過払金取り戻し

    過払金取り戻し

    借金の中には、「過払金」と呼ばれる支払う必要のない金銭が発生している場合があります。 過払金とは、利息...

  • 信託を成立させる方法

    信託を成立させる方法

    民事信託を成立させるには信託契約の締結、遺言、自己信託の3つの場合が存在しています。 ■信託契約 委...

  • 不動産を家族信託する方法やメリット・デメリットについて解説

    不動産を家族信託する方...

    高齢化社会となった今、認知症などによって相続に問題が生じる例も増えています。 不動産の持ち主の判...

  • 民事信託の5大機能

    民事信託の5大機能

    家族信託には主に5つの重要な機能があり、それぞれ「名義集約機能」「条件付き贈与機能」「財産分離機能」「...

  • 戸籍謄本の取得

    戸籍謄本の取得

    不動産・預貯金・有価証券・保険金の請求など、多くの手続きで戸籍が必要となるため、被相続人とほぼすべての...

  • 遺産整理の流れ

    遺産整理の流れ

    まず、遺産整理を行うにあたって相続人から資産の大まかな概要から財産目録を作成し、遺言書の有無の確認や死...

  • 相続放棄ができないケースとは

    相続放棄ができないケースとは

    相続人は、相続が自己のために開始したことを「知った」時から3ヶ月以内に、単純承認するか、限定承認するか...

よく検索されるキーワード

ページトップへ