不動産・預貯金・有価証券・保険金の請求など、多くの手続きで戸籍が必要となるため、被相続人とほぼすべての遺族が戸籍謄本を手に入れる必要となります。
ただ、手続きによって必要な戸籍の種類が異なるため注意が必要です。
年金や保険金請求などの手続きで使用する戸籍は、「被相続人が死亡したことがわかる一番新しい戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)」が必要となります。
その一方で、不動産や預貯金の相続手続きで必要となる戸籍は「被相続人の出生時から死亡時まで連続した戸籍(除籍謄本・改製原戸籍謄本)」が必要になります。したがって、不動産などの場合は最新情報が記載されている戸籍謄本だけでは不十分であり、ケースによっては4代前までの戸籍謄本が必要になる事もあるのです。
被相続人の事が記載されている戸籍は、故人の本籍地の役所で手に入れることが可能です。住所地の役所では入手できないため注意が必要です。
本籍地の役所が近ければ良いのですが、遠隔地であれば郵送で請求することできます。
郵送で請求する場合は、請求書、亡くなった被相続人との関係がわかる書面、身分証明書のコピー、請求者本人の住所宛ての返送用封筒などと共に、手数料である定額小為替が必要となります。
この定額小為替は郵便局で発行しており、発行手数料は1枚につき100円です。申請が受理されたら、およそ1週間~10日ほどで戸籍謄本を手に入れることができます。
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戸籍謄本の取得
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