財産分与は、離婚をした際に一方が相手方に対して請求することができるものです。
この財産分与の対象となった財産の中に、土地・建物などの不動産があった場合、夫婦の共有財産から単独所有へと変わります。つまり、不動産の名義変更を行う必要があります。
この際に行う手続きが、所有権移転登記です。
■所有権移転登記の流れと必要書類
所有権移転登記は、法務局に申請書と附属書類を提出することで行うことができます。
また、財産分与による所有権移転登記は、離婚成立後でないとできないことも、注意が必要です。
また、必要書類は以下の通りです(協議離婚の場合)。
登記申請書
登記原因証明情報(登記に至る原因を記載するもの、当事者で作成する場合が多い)
登記識別情報/登記済権利証
印鑑証明書(財産分与を行う方)
住所証明情報(財産分与を受ける方の住民票)
固定資産評価証明書
戸籍謄本(離婚の記載があるもの)
以上に加えて、司法書士などに手続を依頼する場合には委任状も必要です。
司法書士法人As Birdsでは、武蔵野市、世田谷、杉並区、中野区を中心に、一都三県にて、不動産登記に関するご相談を承っております。お気軽にご相談ください。
財産分与による所有権移転登記~流れや必要書類など~
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